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2014年3月14日 (金)

ヤフオクのジレンマ ストレスない取引を考える。


ヤフオクの変遷

私自身ヤフオクに不用品売却を理由に出品し始めて200件近い取引を重ねてきた。

これまで色々な機能の追加変更がヤフオクでは行われてきたが最近特に気にかかるのはヤフオク側が出品者に甘い状況を作り出してきた経緯だ。
以前は出品者の評価欄は『非常に悪い』の評価がないのが当たり前で少しでも悪評が立つ方が少なかったが、大手であれば必ず一件から数十件有るのは珍しくなくなった。評価を互いに返すことも少なくなり、短文でのみの返答(「発送はまだですか?」だけなど)や機械的な催促請求もあった、ヤフオクをフリマの感覚で値引きする人も増えている。

落札の敷居を下げることや出品物を売る機会の拡大は悪いことばかりではないが明らかに質の悪いユーザーが流れ込んできている状態にヤフオクは具体的な対策を打ち出しておら出品者に厳しく落札者に甘い状態となっている。

出品者にとってはプレミアム会費の値上げにより出品がしにくくなった事がある。代わりに出品が無料になったから多く出品したり出品内容の変更はしやすくなったから悪くはないが、不要なサービスを削減して会費そのものを安くしてほしいというのが本音だと思う。

落札者に対しては5,000円以上の入札は無料化され、入札者評価制限というものが以前からあるが20%以上でなければ機能しない。値下げ交渉という機能が追加されたが出品者の足元をみる落札者が商品を安く買い叩く理由を与えてしまった。出品者の取り分を犠牲にいわゆる乞食的な人々の値下げ合戦に巻き込まれ、質問欄からの値下げを行ってくる人も出ている。態度も悪く評価やまともな応対すらできない人も少なくなく、対応に困る事もある。

買い手は『客』という意識が若干強く、これまで出品者側は入金後即日発送、実費は落札額+送料が主であり、出品の梱包に対しては手数料はとらないのが当然な空気が醸成されている。そのために個人が時間を割いて発送をしている点についてはあまり考慮されない状況が悪い具合にマッチしてしまっている。
たしかに出品者も買ってもらえるのは有難いと自覚している。とはいえ自分の生活を切り詰めやや奴隷的に発送に走り回る事はけして本意ではない。

私自身も発送の手間賃まではとらないまでも『当方の都合』という事で発送には若干のゆとりを持たせるようにして気持ちを休めながら出品している。

困った落札者について

最近感じた落札に難がある出品は基本的に低額出品、特に安価な衣類に多いと感じられる。というのも衣類の出品を増やしてから主婦層というか多分ヤンママ層が増えてしまった。
値下げ自体を言わば主婦の知恵、財テク的な感覚で行う人がいるというのと安物目当てにチェックする人々なので基本的に金払いが悪く、送料を必要経費として受容できていないので「送料まで払って落札する」感覚の入札が多い。
現実的な衣類の発送方法はかさばる事もあり安くても定形外郵便で390円程度かかってしまうのだが、それを見越して低額で出品しているがやや不満が残る感じがやりとりの中で感じられる。
質問欄からの値下げ交渉や評価を返してもらう機会が少なくなったのはやはり特に安価な衣類を狙う主婦・ママ層だたのは確かだ。

低額出品もやはりそういう落札者に当たる事が多い。低価格ハンターが多いというのと出品価格がなまじ安いものだから出品物がほとんど金銭価値がないような錯覚に陥ったり、送料が落札額より高かったりするとやや不満が残る人も居る可能性は捨てきれない。些細な金額の多寡で不満が残る可能性も残されている。

よくあるのが送料を安く済ませようと「メール便で送れますか?」だ。意外と「定形外郵便で送れますか?」という人は最近ではあまりない。送料はあらかじめ明記しているからかそれとも定形外郵便も意外と安くないと分かったからだろうか。

メール便で送れる事は送れるのだが2㎝の厚さ制限があるためにコンビニ店員の対応が異なるので持ち込む際にヒヤヒヤする。先に80円分の送料をもらったのに160円という事もあり得るし、逆に安くなって落札者からの不満を買うことにもなりかねない。住んでいる地域によっては持ち込みにくい事もあるし伝票に筆記するのも手間がかかる、態度の悪い冷ややかなおばさん店員に引っかかる事もある。そういう余計な手間により出品者にとっては使い方によってはあまりお得ではない。

出品者より先に連絡を入れてくる落札者も有難いのだが、取引経験豊富な出品者は定型文も用意しているのでかえって手間がかかる。評価も常識とまではいわないがなるべくなら入れてほしい物だが、寂しいことだが仕方のない事だろう。敬意や感謝を感じられない人は少なくない。
あと落札後にキャンセルを申し入れる人も困る。いまタイムリーに出品キャンセルの処理を行っているが非常に悪い評価を相手方が付けられたくない為に非常に手間や対応に苦慮している。本当なら感情的に落札者都合で削除して非常に悪いをつけた方が楽なのになまじ温情をかけると余計な手間がかかってしまう。
キャンセルは相手の希望を聞かずスパッと削除が気分的にも楽でいいと実感した。

細則の明記

出品者はこの手の不満に対処するために出品者独自の細則を設ける場合がある。しかし、細かく対処するようにすると長文化は避けられず、企業の誰も読まない長文の規約のような事態になってしまう。簡潔に必要な事を明記する様に配慮しないといけない。
しかし、困った事に落札者は細則を明記し過ぎるほど逆の行動をとったり遠慮がちになってしまう。スムースに進めるためのガイドラインに文章に気を遣っているのに苦労のし甲斐もなく本末転倒も良い所だ。
逆に内容をシンプルに個別の困った方々に対処するのが最適と考えると明記不足の指摘や質問、落札意欲をそぐ結果にもつながりかねない。くどすぎない読んでもらえる文章と文量、出品者の人となりが見える工夫もあると効果的だ。

まとめ

落札者も出品者も基本的には対等な立場にある。しかしお互いの立場を理解して出品落札を行う必要はある。
多くの経験がある出品者側と安い物を買えれば良いという落札者には思い入れや温度差が生じている。
買う事をメインにしている人間は価格が気になっても売る側の事は大抵考えていないものだ。私自身売る側として言わせてもらえば売る方は何倍も手間がかかっている。今では慣れたものでそれほどではないが出品の文章作成や持ち込み、梱包、入金確認、いろいろやっている。

取引の対応も機械的に対処すると楽にはなるがやりとりに温かみもなくなるし、甘すぎるとルーズな落札者が幅を利かせてしまう。性善的に考えて単純にするか、性悪的に考えて細則を明記をふやすか、それともヤフオク如きと考えてヤフオクで売り続けてきたプライドを捨て去るのも良いだろうか。

なにはともあれ私にとっては落札者への対応は多少考え所である。

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