« 2010年4月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年6月

2010年6月28日 (月)

スポーツで躍進する日本勢、F-1ヨーロッパGP小林可夢偉7位フィニッシュ

スポーツで日本勢の活躍が続いている。

先日の2010サッカーワールドカップの日本対デンマーク戦で日本勢があそこまで得点を稼ぐとは思わなかった。0対0で一次リーグを進出できれば良いと聞いていたので、今の日本ならせめて同点かあるいは1点以上得点できれば最高だろうと考えていた。しかし、その予想は良い意味で裏切られた。後半デンマークが得点、デンマーク勢が終盤の疲労に乗じて巻き返しを図る恐れがあったが、本田が作ったチャンスを利用した岡崎の得点に安堵を取り戻した。やはり日本は個人戦より円滑なチームプレイに徹した方が、個々のメンタルやフィジカル面の弱さを補う意味でも有効なのだろう。その連携もさることながら、本田や闘莉王などが積極的に機会を作り、気分的にもチームを牽引していたように思う。

サッカーの日本代表は当初からあまり期待されていなかった事もあり、ここまで得点できるとは思っていなかった。1点差を争う試合ばかりならマグレや運が良かっただけで片付けるところだが、これだけやれればある程度の実力を証明したと言えるだろう。もちろん、運が無かったチーム、中国製のブブゼラに苦しめられたチーム、体制が充分でなかったチームもあったと思うので、一概には言えないし、勝負は水物だ。ただ敗者側に少し厳しい見方をすればチャンスをものにできるのがプロとアマチュアの差であり、諸々の問題を上手に解消するのも総合的なチーム力の差を示すのと同じとも考えることもできない事は無い。

2010年6月28日のF-1ヨーロッパGPでも今期リタイア続出のザウバーにあり、小林可夢偉が7位に入りポイントを獲得した。しかも、9位の走行位置から7位に順位を上げたのが残り2週であり、「小林は8位フィニッシュだろう」と思いながらそろそろレースの余韻に浸り始めたゴール直前に小林がまた抜いた。マシンの調子が上向いていた事やタイヤ交換のタイミングも良かったようだ。前のカナダGPで18番手から一気に10番手ぐらいまで順位を上げたものの1週目からライン取りに失敗してリタイアしてしまう結果を見事に払拭した。

 

20100628-000001.avi_005107368 20100628-000001.avi_004964726 20100628-000001.avi_004972767
↑ゴール直前でブエミを抜く様子とフェラーリの名手アロンソを抜く場面、喜ぶチームクルー

 

F-1の世界はドライバーの入れ替わりが激しいのでこれ以上のミスはF-1シート喪失につながる事もあり小林は厳しい立場に立たされていた。考えてみると日本代表が調子を上げていったのもイングランドやコートジボアールの強化試合などで日本代表が批難される状況がずっと続いていた。にわか評論家気取りの連中が想像力に乏しい批判を延々続けていた。まぁ彼らは批判する対象が欲しいだけなのだろう。

今回のサッカーとF-1も状況がよく似ている風に見えた。終盤充分な成績を残せている状況での追加点(F-1はポジションアップ)は感覚的に同じ興奮を与えてくれた。またつらい立場に立たされていた事、充分な成績を上げても最後まで貪欲に点を取ろうとした事、慢心せずに自分達ができるプレイに専念した事、色々と共通した点もあるがやはり最も大きいのはどのような障害があっても動揺せずまっすぐ確実に少しずつでも勝利へ向かう意識が高かったからだと思う。立場は厳しかったが腐らずに勝利につながる行動を地道にこなしていた。

国際舞台で活躍すると日本人の誇りを持たせてくれる出来事に違いない。
ただ日本人がもっと注意するべきところは夢や理想ばかりに浮かれ過ぎてしまうと、現実を踏まえた行動ができなければ足元をすくわれると言う事だ。(もっと言えば精神論にも通じるのだろうがこの際割愛する) たとえ良い結果を残しても高揚する気分を抑えながらも着実に歩を進める為の糧にしていかなければ実力は物にできない。

小林は以前別のレースで好タイムを出した時に他のチームクルーに「バンザイラップ」と言われた事がある。テレビで川井一仁氏が言うには神風的な例えが含まれているとかでどちらかと言うとネガティブな意味で使われている感じの説明を聞いた事がある。実際日本人が時折とてつもない成果を上げる事はよくある気がする。
良くも悪くも日本人の神風的潜在能力が世界では認知されているのかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年11月 »