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2009年3月

2009年3月16日 (月)

どこの誰だか知らないけれどきっと誰もが知っている画家 石原豪人

Wikipedia:石原豪人
Google:石原豪人

小中学校に通っていた時なら教室や図書室の本棚などで児童向けの書籍が置いてあるのを見たことがあるでしょう。少年少女などの冒険を描いた児童小説、漫画と図解入りの生物や科学関係の本の数々、恐怖感を煽り立てるミステリー小説などなど・・・。
図書室は児童たちの知的好奇心を満たす宝庫でした。私も学研のことわざ漫画をよく読んでいました。(全然たいしたことないですね。)

多くの方は過去に石原豪人の絵を見たとすればミステリー小説や図鑑などに描かれている挿絵や表紙などを見てのことだと思います。その他、色々な所で絵を描いているので目にする機会は多かったのではないかと思います。絵の独特の雰囲気は読者がその作品に入り込んでしまうような現実感を醸し出しています。色使いもいい味出してます。

豪人ふぇちというページで紹介をしているのですが、かなりの画像を参照しているので懐かしい時間に浸ることが出来ます。 仕事を選ばず、近年ではサブカルチャーの分野にも活躍の場を広げ、またゲイの世界でも有名なイラストレーターだったようです。
ご存命中ならいくつかのアニメ・漫画作品との魔のコラボレーションが実現したのではと思うと残念に思います。 ゲイカルチャーが好きな方はスーパーマリオの絵をご覧になると良いでしょう。耽美で股間がやけに盛り上がった絵が見られます。

これほどの絵を描かれる方が忘れ去られていくのはあまりに惜しいですね。
ご本人の映像や音声が記録をされていればNHKの番組「あの人に会いたい」で紹介して欲しいものです。

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2009年3月10日 (火)

3DO R・E・A・L 隠れた名作『スター・コントロールⅡ』 レビュー

参考リンク:3DO(Wikipedia)

私が最初に3DOリアルをプレイしたのはウィキペディアを参考にすると親に3DO REAL IIと言う本体を買ってもらった時です。時期的にはプレイステーションやセガサターンなどの魅力的なハードも出揃っている時期だったと記憶しています。

当時の私の子供時代の頃はお金も情報もない時代で少ない小遣いでファミコンの100円ワゴンセールで沢山買い集めたりが日常的で1000円~2000円の中古ゲームに捻出するのが精々でした。そのため新型のゲーム機など買う事はまったく眼中になく。専ら少ない出費でどれだけ面白いゲームをプレイするかが最重要事項でした。

ある時ゲームにむやみに厳格な父が店舗にて3DOを買うそぶりを見せたことがありました。その機を見て逃さず3DOの購入を後押ししました。今思い返せば『なぜ3DO?』と思う方も多いと思います。
確かに同時期にはプレイステーションやセガサターンなど魅力的な機種なども出ていたようです。
しかし私にとっては面白いかどうかより最新のゲーム機であり、それをむやみに厳格な父が買うかもしれないだけで小躍りしたくなる気分だったのです。
父は学業を頑張ればゲームを返し、悪ければ些細な失点でも取り上げるという行為を繰り返しており、ゲームができる時期があってもプレイ時間というものは厳しく親に制限されていました。
そんなゲーム日照りだった私にとって『ゲームをやりたい』という情熱は蓄積され続け、友人関係すら友人宅でゲームをやらせてもらえるという理由で卑屈なまでに媚びてはプレイさせてもらっていたという悲しい事情があります。(;;)

当時の売価で本体だけで27000円ないし30000円の価格だったと記憶しています。最初に購入してもらったソフトは京都鞍馬山荘殺人事件のみだった。
漠然と時代的な事を考えればWindows95の発売の前年でマルチメディア分野がまだ未開拓な時代であり、ゲーム機とは言えこの手の高度なCGや映像表現を使った『マルチメディア』や『インタラクティブ』とかうたった物が売れる下地は整っていたといえる。たとえばこういうCG(Youtube:平沢進「世界タービン」)などはWindows95がでた時にによく見たような表現だが抽象的でシュールで未来的な感動を覚えたものだ。多分そんな感動に似ているのではないだろうか?

その後も3DOのゲームを買い集めるのだが中古屋で安売りされていた事もあり財布には優しく有り難かった。 まぁ投げ売りワゴンの常連だったから。^^;
これまで購入した作品ではスターコントロールⅡ・テーマパーク・三国志Ⅳ・Dの食卓などプレイしたが、安くとも上質の作品をプレイしている満足感は十分得られた。3DOはゲームというには不十分な出来だったが私にとっては当時の表現力の高さという点では他機種に引けを取らなかったと思っている。

特にその斬新さで特筆したいのは海外でも今なお評価の高いスターコントロールⅡだ。

スターコントロールⅡ(Wikipedia)
MS-DOS用ソフトとして発売されこれまでに3作品が発売されている。その中でもⅡが最も高い評価を受けているとの事だ。海外のThe Ur-Quan Mastersのページでは無料で英語版の作品をダウンロードできる。英語に自身のある方はすぐにプレイできる。

今作では自由星同盟とア・クアンヒエラルキーらの戦争で敗れ、過去の遺物を探索していた地球人船長が優れた戦闘艦を取得、再び同盟を結びア・クアンを打倒するといった話。
この作品は実際プレイして分かるのですが相当時間が掛かる。一回でクリアできる人はいないだろう。プレイを断念してしまう事も多いだろう。
というのも広大な宇宙空間の探索と多くの種族との関係が複雑に絡み合っており難易度が結構高いのだ。
作業の殆どは数多くの星を旅しながら鉱物資源や生物サンプルを取得売却する事で母艦を増強していく。その他にも座標のマッピングなどは必須で、各種族に対しても各々の種族の置かれている背景を把握しながら対話していく必要がある。
資金や装備が整ってくるとあまり鉱物を採集しなくてもよくなるが綱渡りのプレイがしばらく続く。異星人が教えてくれる情報を漏らさず利用して、これら種族らの問題を解決して味方にしたりけしかけて勢力を消耗させていくのが攻略の鍵となる。
またリアルタイムで時間も進行しており、時間がかかると滅びてしまう種族も存在する。

参考として以下のマップをご覧下さい。このようにかなり宇宙が広大でこの画像の色が付いた点の一つ一つの中にいくつも星々を抱えており、固有の星系名をそれぞれ持っている。マップ上の文字と丸は各種族の支配領域。

ただ進めていけば攻略できると言う物ではなく、正確な情報なくして攻略は出来ない。敵対行為をとる種族も多いので母艦が遅いうちは注意が必要だ。 敵対する勢力の領域に入ると接近して攻撃を仕掛けられる。厄介な兵器を持っている種族もいるので戦闘に自信が無ければオートで戦闘をすることも可能。
seizu

出現する種族は20~30種程度は存在し物語の進め方次第で味方になる種族などもいる。いずれも個性豊かな種族で作品の奥行きを深めている。
日本の3DO版では声優さんが日本語を入れてくれているので豪華な仕様になっている。今でこそ当たり前になったが3DOの発売時期が93年~94年なので日本のフルボイス作品の先駆けと言ってよいかもしれない。

プレイして録画した動画をYoutubeにアップロードしました。 登場する異星人の順番はゾック・フォット・ピック、アトウィグ、VUX、オルズ、スパティ、メルノーム、デンヤリー、アクアンザーザ、シランドロ。


一部種族の紹介

ゾック・フォット・ピック:ア・クアン達の勢力争いに巻き込まれてしまった為に助けを求めに来た異星人。
アトウィグ:ある装置を壊してしまってから、塞ぎ込んでしまった種族。その装置を壊さない方法は623通りもあったらしい。
VUX:過去にある地球人艦長の侮辱的行為によりそれ以来地球人を敵対視している。
オルズ:地球の言語と異なるため翻訳が会話は常に不完全となる。異星人アンドロシンスの事に触れると怒りを露わにする。 ちなみに表記上は『orz』になる。
スパティ:臆病な種族、スパティを捕食する生命体により母星に帰れなくなっている。
メルノーム:生体サンプルと交換に燃料や情報を取引する事が出来る。
デンヤリー:精神をコントロールする事でア・クアンを支配していた種族だったが、反乱によりア・クアンによって使役される種族。
アクアンザーザ:宇宙を征服しようとしており、ア・クアンコーアーと交戦中。コーアーと比べると異星人に対しては穏健。
シランドロ:肉体を持たない気体のような異星人。他の異星人との交流を図るため宇宙探査船をメルノームから購入したもののあるミスを犯してしまう。

いまでは実機でプレイするのは難しいが機会があれば是非プレイしてみてほしい。
クリアは難しいが宇宙舞台にしたゲーム作品は数あれどこれほど途方のない宇宙への空想が広がっていく感覚を得られる作品は存在しないだろう。

※一部加筆修正済み

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